私はApple Watch Series 3が登場した2017年からずっとApple Watchを使用しているのですが、実際のところ本当に必要なのか?値段相応の価値があるのか?
それを改めて確認する意味も込めて、考えていこうと思います。
私のApple Watchの使用歴は以下の通りで、買い替えの頻度は低いですがずっと愛用しています。
- Series 3
- Series 4
- Series 7 ←いまここ
【結論】Apple Watch使えない。でも刺さる人はいる。
Apple Watchは、ヘルスケア機能を除くとほとんどのことがスマホでできてしまいます。
なので、使えるか?使えないか?で言えば使えないです。だって、同じことをするのなら大きい画面のスマホの方がいいに決まってます。
ですが、スマホと共に歩む補助ディバイスとしては完成されていると思います。
少なくても私には刺さっています。
では、なぜそのように感じているのか?よければ続きを見ていってください。
そもそもApple Watchってなにができるのか?
これがApple Watchを持っていない人から一番聞かれることで、同時に一番返答に困るものです。
人によってどのように使うのか変わってくると思います。アプリを入れるこでスマホのように様々なことに利用することができるので。
つまり、私の感覚ではスマホってなにができるの?と聞かれているような感覚に近いんです。
私がどのように利用しているかを1個ずつ挙げていくことはできますが、何ができるのか?を端的に表現するのは難しいと思います。
私はApple Watchをどのように使っているのか
結局、これ!と一言で言い表せられない以上、どのように使っているのか挙げていくしかないです。
タッチ決済
Apple WatchにはiPhoneを経由して、クレジットカードやSuicaなどを登録することができます。
Suicaなどを登録して電車に乗ろうとすると、右腕につけないと正直改札を通りにくいので、人によっては使わないかもしれないです。
ただ、買い物の際に、VisaタッチやiDを用いて決済するのは本当に便利です。
キャッシュレス派の人には、ぜひ一度は試してみてもらいたいと思うほどです。
iPhoneの通知を確認する
iPhoneで確認すれば良いのではないか?
まったくその通りです。
ただ、スマホには毎日様々な通知が届きます。
アプリごとに抑制することもできますが、確認や対応が不要なLINEやメールなどの通知もよく来るでしょう。
Apple Watchなら対応が必要な通知か、無視していい通知かがスマホを取り出さなくても確認できます。
慣れると案外これは便利です。
タイマー・目覚まし
めっちゃ普通の使い方です。
ですが、Apple Watchならでの利点があるので聞いてほしいです。
Apple Watchでアラームやタイマーを設定すると、音は鳴らずにApple Watchが振動することで知らせてくれます。
一例ですが、職場でちょっと仮眠を取ろうとタイマーを設定しても、爆音をまき散らす心配がないです。
また、この機能は目覚ましとしてもとても優秀なんです。
朝爆音のアラームで起こされることが苦手という人もいるのではないでしょうか?私は苦手です。
確かにぐわっ!と目覚めることができるのですが、一気に心拍数が跳ね上がるような感覚があってシンドイ・・・。
その点Apple Watchの振動による目覚ましは、最初は弱く振動し、徐々に強くなっていくためそういうシンドさがないです。
よほど寝起きが悪い人間でなければ、気が付ないということもまずないと思います。
ヘルスケアディバイスとして
Apple Watchには様々なヘルスケア機能が備わっています。
心拍計・心電図・血中酸素飽和度など、機能によって医療用レベルから気休めまで幅はありますが、様々なヘルス情報をチェックすることができます。
こんなのいつ使うんだよ!と言いたいでしょう。分かります。私も普段使っていません。
ただ、たまにこういう日はないでしょうか?
なんとなく動悸がする気がする、なんとなく息苦しい気がする、などです。
こういう時に、Apple Watch使って一通りのヘルスチェックができると、ちょっとした安心材料になるんです。
それにもしかしたら本当に不調で、その確認ができるかもしれません。
個人的には、ぜひ体温計を実装してほしいと思っています。待ってます。
その他ちょっととした用途
こちらでは、普段は使用しないけどあって便利だったポイントを挙げていきます。
iPhoneを鳴らす
iPhoneをどこかに放り出し、行方不明になることがたまにあります。しかもそれに気が付くのは大抵、家を出る直前などの慌ただしいタイミングです。
そんなときは、Apple WatchからiPhoneを鳴らすことができます。
Apple Watchをライト代わりにする
スマホのようなライトが装備されているわけではないですが、画面を目一杯白く発光させて、ちょっとしたライトとして使用することができます。コナン君の腕時計みたいなイメージです。
夜のランニング中にめっちゃ暗い場所に来てしまった。
スマホから離れているときに停電があった。
など、あまりないですが実際にあると困るときに助かります。
腕時計のマウンティング合戦から脱却できる
これは用途ではありませんが、未だに腕時計でマウンティングしたがる人間は一定数います。
それが嫌で、そもそも腕時計を付けないという人もいるくらいです。
でも、Apple Watchならその心配はありません。Apple Watch同士の新型旧型の争いは多少はあるかもしれないですが、高級腕時計をまとった連中からのマウンティング攻撃はほとんどありませんし、されても大したダメージになりません。
Apple Watchの不満なポイント
正直、Apple Watchで不満に思うのはバッテリー関係が圧倒的。
バッテリー持ちは良くない
これはよく言われていることですが、バッテリーの持ちは良くないです。1日は普通に使えますが、2日は正直厳しいです。
常時表示Retinaディスプレイ採用により、腕時計としては各段に便利になったのですが、体感のバッテリー持ちはその分悪くなっています。
ただこれも、ほとんどの人はスマホを毎日充電しているはずなので、スマホの周辺機器であるスマートウォッチも一緒に充電すればいいだけなのだと気が付きました。
ちなみに私は風呂に入っている間に充電していますが、充電時間はそれで十分です。
バッテリーの交換ができない
今はどうかわかりませんが、2年ほど前にApple StoreにApple Watchのバッテリー交換をしてもらえないか確認しに行ったことがあります。
その際、Apple Care+が切れている場合は本体ごとの交換になるため、修理費用が高額になると言われました。
私がその時使っていた「Apple Watch Series 4 (GPS) アルミニウム」の交換修理費用は約3万6千円。
少し足せば普通に新しいモデルが購入できてしまうのでやめました。
充電に専用のケーブルが必要になる
Apple Watchの充電には、専用のケーブルが必要です。
これのおかげで防水性能などを保っているのでしょうが、持ち歩くケーブルが増えるのは正直めんどうです。
スマホのように気軽に外で充電できないというのも、バッテリー持ちに批判が集まる原因の一つなのかもしれませんね。
コスパはそんなに良くない
最安はSeries3で約2万3千円ですが、まともに使うならSEで約3万3千円。
もともと腕時計を使っていた人なら常時点灯は欲しいはずなので、そうなると約5万円。
高級腕時計に比べると鼻くそみたいな値段だと言えますが、決してお安い価格ではないです。
ただ、私にとってはなくては困るものなので、少しでも長く使うことで抗うつもりでいます。
できることはスマホと大して変わらない
Apple Watchなどのスマートウォッチは、結局のところヘルスケア機能を除くと、ほとんどのことがスマホでできます。
時計としてみると便利な時計なのだけど、スマホの周辺機器としてみると、スマホでよくね?となりやすい品です。
Apple Watchはどんな人にオススメなのか?
なるほど、お前がApple Watchを気に入っていて、そこそこ使っているというのはわかった。使用イメージもなんとなくついた。
ただ、エントリーモデルであるSeries 3でも2万円ちょっとで決して安くはない。
どんな人にオススメなのか簡潔にまとめろ、という気持ちよくわかります。
以下の条件にすべてマッチする人には間違いなくオススメできます。
- iPhoneを使っている人
- 腕時計を使っている人
- スマホを毎日充電する人
- 目覚ましの音が苦手な人
- タッチ式キャッシュレス派の人
iPhoneを使っている人
まぁ、これはそうですよね。個人的にApple Watchは最高のウェアラブルディバイスですが、androidの人にわざわざiPhoneにしろとは言えません。
androidの人は、Galaxy Watchなどを検討してみるといいかもしれないです。
ここはぜひ、ソニーにも頑張ってほしいのですが・・・。
腕時計を使っている人
そもそも腕時計を付ける習慣がない人には、正直勧めづらいです。
これを機に、腕時計を使いたい!という思いがあるなら別なのですが、煩わしくなってホコリを被ると思います。
腕時計のマウンティング争いが楽しい人にも向かないです。
エルメスモデルなどもありますが、正気とは思えません。
今使っている腕時計が最高に気に入っている人にも難しいです。
気に入って部分が文字盤だけなら、ソニーのwenaシリーズなどもありますが、評判はあまり良くないです。
スマホを毎日充電する人
不満な部分で挙げましたが、Apple Watchは基本毎日充電する必要があります。
スマホを2~3日に一度しか充電しない人の場合には、充電の手間によるストレスに耐えられないと思います。
目覚ましの音が苦手な人
Apple Watch以外にも光目覚まし時計など他にも解決策はありますが、試す価値は十分にあると思います。
タッチ式キャッシュレス派の人
認証作業もなく、純粋にタッチすれば決済ができるのは本当に便利です。
QR決済派の人には向かないですが、タッチ派の人はぜひ試してみてほしいです。
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