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【ネスプレッソ エッセンサミニ】ネスプレッソを実際に使ってみた感想

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コロナで在宅時間が増えたということで、ちょっと前までネスプレッソを1年ほど使用していました。

大枠は満足していましたが、最終的にはデロンギの全自動コーヒーマシンへの買い替えを行いました。

こちらの投稿は、そんなネスプレッソ エッセンサミニの実際の感想となります。

どこが気に入っていたのか。そして、どこが気に入らなくて買い替えることになったのかを振り返りながらまとめていきたいと思います。

購入時の思いを振り返る

そもそも、世の中にはたくさんのコーヒーメーカーが存在します。

そんななか、なぜネスプレッソを買おうと思ったのか?購入当時のことを思い出してみてみます。

イイ!と思っていたポイント

  • 本格的なエスプレッソを自宅で飲めるというのが魅力的に映った
  • 購入したエッセンサミニは本体が小さく、場所を取らない
  • エッセンサミニの値段は1万2千円ほどで手頃だった
  • カプセルを入れるだけで良いという圧倒的な手軽さ
  • カプセルがカラフルで可愛い
  • ネスプレッソブティックで試飲した時の味がすごく良かった

ちょっと懸念していたポイント

  • 1杯あたりのランニングコストは決して安くない(一番安いカプセルで1杯約81円)
  • コーヒーを淹れる手間はもちろん、メンテナンスも含めて本当に手軽なのか?
  • 普段はインスタントかハンドドリップでレギュラーコーヒーしか飲まないのに、エスプレッソを本当にそんなに飲むのか?

※2022年2月16日より、エッセンサミニ本体・各カプセルが値上がりしている

購入に踏み切ったポイント

イイ!と思っていたポイントと、懸念していたポイントの数からして、圧倒的に購入に傾いていますね。そのうえで、懸念点を以下のように整理して買う決断をしました。

思ったほど飲まなかったら?
本体代1万円ちょっとなら最悪勉強代と割り切りました。時には諦めも肝心。

ランニングコストについては?
これも実際に家で飲んでみないと、1日にどれくらい消費するのか目処が立てづらかったですし、飲む量はある程度コントロールできます。なので、使ってから考えることにしました。

メンテナンス性は?
店舗で話を聞いた感じでは悪くなかったです。

当時、8%還元される高島屋のクレジットカードを持っていたのもプラスに働きました。

開封時

ネスプレッソブティック(店舗)で購入すると、おまけをくれるキャンペーンを定期的にやっています。この時は50杯分を追加でいただきました。もしネスプレッソブティックが近くにあるなら一度は覗いてみた方が良いです。

開封すると、本体と元々ついてくる14杯分のアソートカプセルが入っています。

カプセルは本当に彩り豊かで、こうやって出しておくだけで楽しいです。(飲む頻度を減らしてからはホコリが心配になってやめてしまいましたが。)

サイズは本当に小さいです。
2Lのペットボトルを3本並べるのと同じくらいしかスペースを取りません。

高さも、下の台座を取り外さないとマグカップを置くこともままならないくらいコンパクト。エッセンサミニはミニマリストデザインとして売り出していますが、噓偽りは感じません。

実際に使用してみての感想

エスプレッソを飲むための工程がとにかく楽で、おまけに素晴らしく美味しい。これに尽きます。この感想については、買い替えた今でも変わっていません。

美味しいエスプレッソを飲むまではたったの4ステップ。

  • 1日の初めにタンクに水を入れる
  • 一度湯通しをする(内部洗浄)
  • カプセルをセット
  • ボタンをポチっ!

これだけで、最高に美味しいエスプレッソが出てきます。
香りもめちゃくちゃいいし、味も濃いしで仕事中の眠気覚ましとしても最適です。

使用後のメンテナンス性も良かったです。

  • 最後に湯通し(内部洗浄)
  • 使用済みのカプセルを取り出す
  • 水タンクと受け皿周りを軽く水洗い

場所も全然取らないし、使用感については文句の付け所がなかったです。
では、なぜ買い替えることになったのでしょうか。

ネスプレッソのどこが不満だったのか?

結論から言うと、ランニングコストとカプセルの処分が面倒になった。というのが大きかったです。

やっぱりランニングコストはデカい

美味すぎて困る

まず初めに襲い掛かる問題が、やはりランニングコストです。
エスプレッソをそんなに飲むのか?という懸念は全く的中しませんでした。
むしろ、どんどん飲んでしまうのがネックになってしまいました。

出社していた頃は、ペットボトルコーヒーやコンビニコーヒーを定期的に購入していました。それに比べれば、1杯81円は目をつむれると最初は思っていました。

エスプレッソは量が少ない

しかし、実際に飲んでみるとやはり高いです。

なんと言ってもエスプレッソ。
すごく当たり前の話ですが、ペットボトルコーヒーやコンビニコーヒーとは飲める量が全然違います。

おまけに、1杯81円は最安グレード。ちょっとグレードを上げるとあっという間に1杯100円が見えてきてしまいます。
いや、最安グレードもめちゃくちゃ美味しいんですけどね。やっぱり欲が出るといいますか・・・。

濃いからといって、飲む回数が減るわけではない

そうは言っても、濃いのだからそんなに飲まないのでは?と思うかもしれないですね。
しかし、エスプレッソだと本当にすぐになくなってしまいます。あっという間です。

すぐになくなってしまうので、普通におかわりします。
一度、全くセーブしないで飲んでみました。1日に4〜5杯ほど飲んでしまいました。1スタバじゃないですか。

出社していた頃に購入していたのは大体2杯ほど。コンビニコーヒー(100円)+ペットボトルコーヒー(120円)で1日220円に対して、ネスプレッソ4杯だと最安で324円。毎日100円のプラスは決して安くはないですね。

1日2杯までに制限すれば、出社していた頃よりは安くなります。
しかし、仕事中のリフレッシュ・眠気覚ましも兼ねている以上、飲む量を制限するのは厳しかったです。

飲む量を減らす方法を考える

このままでは、私のゆとり費がネスプレッソに食い尽くされてしまう・・・。
そこで生まれた案が、インスタントコーヒーをメインに据えることでした。

「ここは気合を入れたい!」や、「だいぶ疲れたから思いっきりリラックスしたい!」というスポットのタイミングで、1日に1〜2杯ほどの使用に抑えるというものです。いたって普通のソリューションです。
しかし、この案が更なる問題を引き起こすことになります。

インスタントコーヒーやドリップコーヒーとの衝突

ネスプレッソは、1日の最初と最後に湯通しをして、使用済みカプセルが格納されるボックスを軽く水洗いする必要があります。

とても簡単なメンテナンスですが、1〜2杯のエスプレッソを飲むためにそこまでするか?という気持ちになってしまいました。
しかも、ネスプレッソを飲む量を抑えるために、インスタントコーヒーを飲んでいるんです。

インスタントコーヒーはもちろん、カップに粉を入れてお湯を注ぐだけ。
朝ちょっと頑張って起きれば、ドリップでマグカップ3杯分くらいのコーヒーを事前に用意しておくこともできます。
その場合のランニングコストは1杯高くても20円くらいですよね。

ネスプレッソのランニングコストを抑制するために始めたインスタントコーヒーとの併用。
これによって、比較対象が出社時の割高コーヒーから、自宅で用意するインスタントコーヒーやドリップコーヒーなどの割安コーヒーになってしまったのです。

中途半端に意識が高いと使用済みカプセルの処分が面倒になる

かわいいカプセル達はなかなかくせ者

続いての問題が使用済みカプセルの処分方法です。
この色とりどりの可愛らしいカプセルたちはアルミ製。

つまり一番正しい処分方法は、カプセルからコーヒーカスを取り出してそちらは燃えるごみ。カプセル自体は不燃ごみや金属ゴミという形での分別が必要になります。

ネスプレッソ側はリサイクルにも積極的だが・・・

ネスプレッソはリサイクルにも積極的です。
リサイクルバッグに使用済みのカプセルをそのまま入れて、ある程度たまった状態で店舗へ持っていけば、いい感じにリサイクルしてくれるサービスもあります。
アルミニウムのリサイクルはどこも積極的ですし、リサイクルできるのならするに越したことはないですよね。

ただしこれにも問題があって、めちゃくちゃ回収場所が少ないんです。

下記が回収している場所の案内なのですが、関東でも数えるくらいしかないです。
「N」がネスプレッソブティックで、「数字」が回収だけしているレストランやカフェ。たまたま近くに住んでいるとかでもなければ、そうそう出しに行ける感じもありません。

ネスプレッソ公式より:2022年2月時点

店舗にカプセルを買いに行く人は、その時に持っていくこともできます。
ですが、ある程度まとめて買うでしょうから、持っていくのを忘れると悲惨です。

おまけに前述のとおり、私はランニングコスト削減のために飲む量を制限していました。そうするとなかなかリサイクルバッグにも溜まらない・・・。

1年以上は持っていけなかったです。中途半端に場所をとるゴミ袋がずっと鎮座しているのは正直邪魔でした。

そしてある日悲劇が起きた・・・。

出社する日が多い時期があり、前回使用してから一か月以上空いてしまったことがありました。
久しぶりにネスプレッソを堪能して、リサイクルバッグを開いてみると、袋の中が一面の真っ白なカビ化粧・・・。

ある程度乾かしてからリサイクルバッグに入れていましたが、乾燥が不十分だったり、そもそもカプセルの内部まで完全に乾燥させるのは難しいです。おまけに、リサイクルバッグはきちんとチャックが付いた密封構造。

密封のためカビが外に広がる心配は少ないですが、バッグの中ではカビたちが立派に成長していました。

これが決定打になり、ケチでズボラな私には合わないなと判断。
ネスプレッソをやめる決心をしました。

その他ちょっとしたポイント

小さいことですが、地味にストレスだったのが、各カプセルごとにエスプレッソ(40ml)用・ルンゴ(110ml)用・両方いけるやつという3パターンが存在する。

ある程度飲むやつが決まってくれば問題ないのですが、アソートパックや、複数種まとめてカゴに入れたりすると、あれ?これってどっちだっけ?ってなったりすることがありました。

箱にはどの抽出方法が正しいか書いてありますし、ルンゴ用はカプセルにルンゴと書いてあったりもしました。

しかし、なにも書いていないやつも意外と多くて、一度シャッフルされると優しくない。改善されていたらうれしいです。

結局、ネスプレッソはどんな人にはお勧め?

改めてまとめてみますと、当たり前と言われれば当たり前の感じなのですが、以下の条件にマッチする人にはお勧めできます。

  • エスプレッソマシンで自分で淹れるのは手間だし、エスプレッソマシンを置くスペースが全然ないけど、エスプレッソがめちゃめちゃ好きな人
  • 味と香りは文句なしに最高だと思っています。そのため、コーヒーの味にこだわりがある人(眠気覚ましにガンガン飲むというよりは、リラックスタイムを豊かにするために飲みたい人)
  • 本体の水洗いや、カプセルの処分について、特に手間だとは思わない人(分別が苦じゃない人。あるいは定期的にカプセルを回収している店舗へ行く人)
  • 家で1杯100円クラスのコーヒーを定期的に飲むことに抵抗がない人(在宅でもタリーズやスタバにわざわざコーヒーを買いに行くような人にはむしろ節約になるかも)

ネスプレッソを購入しようか悩んでいる人は、ぜひ私のような人間の体験談も参考にしてもらえれば思います。

ちなみに今は、デロンギのマグニフィカSを使用しています。
こちらは使い始めて1か月になります。

近々、現時点でのメンテナンス性などをレビューしていきたいと思います。
投稿しました。よろしければご覧ください。

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