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【Xiaomi Redmi Buds 3レビュー】コスパは弱いが悪くない

ガジェット

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Xiaomiのインナーイヤー型イヤホンRedmi Buds 3を購入しました。

正直、あまり期待はしていなかったのですが、思っていたよりも良かったです。

個人的に良かった/イマイチだったポイント

良かったポイント

  • 決していい音とは言えないが、快適に利用できる音質
  • AirPods(第1世代)よりは気持ち大きくて耳に合っていた
  • イヤホン本体の電池持ちが5時間
  • 充電端子が肌に当たらないデザイン
  • マイクが思っていたより良かった

イマイチだったポイント

  • 無線充電に対応してくれてもよかった
  • タッチコントロールの再生/停止が長押し(個人的にはダブルタップ推し)
  • iPhoneではケースの充電残量等の確認ができない

Redmi Buds 3をオススメできる人・できない人

まず、低価格帯のインナーイヤー型のイヤホンが欲しいというのは大前提です。

そのうえで、以下に該当する人には正直オススメできないと思いました。

  • イコライザ設定などができる専用アプリが欲しい人(専用アプリなし)
  • 無線充電ジャスティスな人(無線充電非対応)
  • コスパを最優先したい人(コスパは弱い)
  • 充電端子が肌に触れることに特に抵抗がない人(抵抗がないならライバルの方がいい)
  • コーデックにこだわりがある人(aptX-Adaptive非対応)
  • タッチコントロールを多用する人(タッチコントロールは最低限)

上記に該当しない場合は、失敗したと感じることはないと思います。

特に良くも悪くもAirPodsにそっくりなので、デザインが好きなのであれば全然ありだと思います。

そもそも、なぜインナーイヤー型イヤホンなのか

そもそもの話ですが、なぜAirPods Pro(第2世代)が登場したこのタイミングで、わざわざインナーイヤー型イヤホンを買ったのかを説明させてください。

カナル型イヤホンを愛しきれない

私はカナル型イヤホンがそこまで好きじゃないです。

もちろんカナル型イヤホンの使用感は最高です。

  • 音漏れもしづらい
  • ノイキャンも効く
  • 音に迫力もある

ですが、それと同時に以下のような不満もありました。

  • ずっとつけていると耳が湿った感じがする
  • イヤピースの汚れが気になっちゃう

音の体験という意味ではヘッドホンのような上質な体験ができる一方、つけっぱなしで過ごすのはツラい感じです。

ヘッドホンでも100%の代わりにはならなかった

カナル型イヤホンでの複数回の失敗を繰り返したのち、現在はSONYのヘッドホンWH-1000XM4を利用しています。

ですが、ヘッドホンはヘッドホンで困りものなのです。

私は眼鏡をかけているので、長時間ヘッドホンをつけていると耳が痛くなってきてしまいます。一日中使用していると夕方とかは結構やばいですね。

WH-1000XM4はイヤーパッドがかなり柔らかいのでマシな方ではあります。ですがそれでも痛いのです。

ずっとつけていると汗もかくので衛生面的にもイマイチな気がします。

また、外出との相性もいいとは言いずらいです。年々暑さが厳しくなっていく夏場に外でつけているのはツラいものがあります。帽子との相性も最悪です。逆に冬は最高なんですけどね。

テレワークの推進で使用環境が変わった

テレワークの推進・都心への引っ越しを経たのも大きいです。

これによって、私のイヤホン・ヘッドホンに対する要望がかなり変わってきました。

電車通勤時間の減少

これまでは毎日長い時間電車に乗るからこそ、以下のような要望が強くありました。

  • 音漏れがしにくい方が良い
  • ノイキャンが強い方が良い
  • 音質がいい方が良い

ストレスフルな電車通勤の時間を少しでも快適にするために、自分の世界に没頭することは重要です。メンタルのためには最重要と言ってもいいと思います。

上記の要望は、週に10時間以上は奪われていた電車移動時中のストレスを軽減するため、金をかける価値が十分にありました。

ということは当然ですが、電車に乗る時間が減ると費用対効果が落ちていきます。

現在は電車通勤の時間は週に1時間もないくらいです。

そうなると、ノイキャンが強い高級イヤホン・ヘッドホンのコスパはよわよわです。

テレワーク中のBGMとして一日中使用する

インナーイヤー型イヤホンは、長時間使用していてもかなり楽です。

圧迫されて耳が痛く鳴ったり、かゆくなったりはほとんどありません。

家の中で一日中つけっぱなしという使用方法には最もマッチしているイヤホンだと思います。

最高のヘッドホンが手元にある

WH-1000XM4が手元にあるもの大きいです。

ずっとつけているのがツラいのは事実ですが、WH-1000XM4は最高のヘッドホンです。

なので、集中してエンタメを楽しみたい時にはこちらを使えばいいということです。

そう考えれば、普段使うイヤホンは音質やノイキャンよりも手軽さを優先していいと思いました。

AirPods(第1世代)の魔法がとけない

私はかつてAirPods(第1世代)を利用していました。

フィット感が少しゆるゆるだったりの不満は確かにありました。

それでも、iPhoneとiPadでのペアリングのしやすさ、端末間の切り替えのしやすさは感動的でした。

インナーイヤー型とはいえ、音質や音漏れもそこまで気にならなかったです。

次第にノイキャンを追い求めるようになり、第2世代への買い替えこそしませんでしたが、満足感はかなり高かったです。

正直、AirPods (第3世代)が一番欲しい

ぶっちゃけAirPods (第3世代)が一番欲しいです。

ですが、AirPodsシリーズはバッテリーがヘタってきたときの対応が易しくありません。バッテリーの交換費用で安いモデルのイヤホンの新品が買えてしまいます。

おまけに、夏の暑さにやられていよいよ買おうかと本気で悩んでいたころに歴史的円安の到来…。運がいいのか悪いのか…。

Redmi Buds 3を選んだ理由

よしよし、インナーイヤー型を選択した理由は分かった。では、なぜわざわざRedmi Buds 3を選んだのか?という話ですよね。

正直な話インナーイヤー型の場合、性能も重要ですが装着感が一番重要だと思います。

家電量販店などですべて実際に試せるなら装着感最優先で選ぶのが正解のような気もします。

ですが、なかなかそうも言っていられないなかで、以下が個人的な選んだポイントです。

AirPodsにそっくりの本体デザインで、装着感の想像がしやすい

デザインパクリは悩ましいところです。しかし、ここまでそっくりだと装着感の想像がしやすいのも事実です。

これはある意味利点と言えると思います。

あと、なんだかんだいってAirPodsのデザイン好きなんですよね。

充電端子が肌に触れないのが安心

1万円以下のワイヤレスイヤホンであれば、AnkerやSOUNDPEATSが有力な候補になるかと思います。

インナーイヤー型でも上記のような製品たちがラインナップしています。いずれも魅力的な製品たちです。

左がTRUEAIR 2+ 右がSoundcore Life Note 3S

ですが、TRUEAIR 2+とSoundcore Life Note 3Sには肌にあたる部分に端子があるのがわかると思います。

どちらもIPX4の防水性能があるので大丈夫だと理解はしています。しかし、汗っかきなのもありどうしても気になってしまいます。

左がAIR 3 右がRedmi Buds 3

この観点でいうと、AIR 3とRedmi Buds 3はかなり良いです。

セールでかなり安かった

完全にたまたまだったのですが、定価が7,980円のRedmi Buds 3が約4,000円で買えました。

比較していたAnkerやSOUNDPEATSたちよりも安くなってしまったのです。

これはタイミングが良すぎました。

IP54の防塵・防水性能

今回比較しているライバル製品だとIPX4のみの対応ですが、Redmi Buds 3はIP54です。

防水性能という観点ではどれも同じですが、Redmi Buds 3は防塵対応もしています。

そもそも防塵って要るか?という話もありますが、安心感はあると思います。

開封から実際の使用感まで

早速開封

パッケージ

変な高級感とかを出していないわかりやすいパッケージ。

開封すると縦に押し込まれている。

内容物はいたってシンプル

  • 保証書
  • 説明書
  • 充電ケーブル(Type-A to Type-C)
  • 本体

ケース

めちゃくちゃAirPodsです。

充電端子はUSB Type-C。無線充電は非対応。

ケースの蓋をひらいた姿も完全にAirPods。

ただ、イヤホンの向きが個人的には気に入っています。

外側に開くようになっているタイプが多いのですが、こちらは内側に向いています。

ケースから取り出して耳に運ぶ動線がこちらの方が自然なので私は好きです。

イヤホン本体

タッチセンサーの部分が窪んでいますが、完全にAirPods(第2世代)です。

AirPods(第3世代)とは異なりうどんが長いスタイルです。

端子はうどんの先の底面。

使用開始

充電

最初は絶縁シートが貼ってありますので、剝がしてから充電します。

充電を開始するとランプが光ります。

ただ、本体が白いので日中はシンプルに見ずらいです。

ペアリング

Xaomiのスマホであれば、iPhoneとAirPodsのようにケースを開くだけで簡単にペアリングできるらしいですが、私はiPhoneなので普通にペアリングします。

ボタンを操作してのペアリングモードみたいなものはありません。イヤホンをセットした状態でケースの蓋を開けばペアリング準備OKです。

ちなみに、絶縁シートが貼ってあるくらいなので、開封直後はバッテリーが全然ありません。

また、ご覧の通りですが、iPhoneだとケースや左右イヤホンの細かい充電残量は確認できません。

使用可能時間は長いので、毎日充電しておけば困ることはないかと思います。

実際の使用感

装着してみた感じ

装着感は結構良い

よほど耳の形に合う人以外はカナル型の安定感には遠く及ばないというのは前提として、安定感はいいと思います。

重さも特に感じませんし、頭を軽く左右に振っても落ちる感じはしません。

上を向いたり、走ったりすると、落ちそうになる場面はありましたが、全体的には安定しています。

本体のでっぱりも小さめ

そこまで大きくないです。でっぱりも大きくありません。

横寝しながらの視聴も問題ないレベルじゃないかと思います。

ちなみに参考までに私の耳の大きさですが、初代AirPodsを使用したの時の感想が「すぐに落ちてしまうわけではないがかなり緩い」という感じでした。

音質

正直私はあまり音質にこだわらない方ですが、YouTube動画や音楽を一通り聞いてみました。

普段ヘッドホンを使用していたというものあるので、低音の弱さや明瞭感の低さみたいなものを感じましたが、気になるレベルではありませんでした。

運動中や仕事中にBGMを聞くには十分な品質だと思います。

マイク

テレワークの普及によって、Bluetoothイヤホンにはマイク性能も求められるようになってきたように思います。

ワイヤレスイヤホンがあると、友達の通話も楽ですしね。

ということで、実際にボイスメモを撮って聞き比べてみました。

手元にあるのが、有線のEarPodsと高級ヘッドホンであるWH-1000XM4の時点でかなり分が悪い比較になってしまいますが…。

とはいえ、思ったほど結果は悪くなかったです。

音声のクリアさ

無難に以下の通りになりました。

EarPods > WH-1000XM4 > Redmi Buds 3

EarPodsは音こそ小さいですが、音声としては一番クリアでした。

正直、WH-1000XM4とRedmi Buds 3の間にはそこまで大きな違いは感じなかったです。気持ちWH-1000XM4の方が音を大きくクリアに拾っているかな?くらいの感覚です。

十分なマイク性能だと思いました。

ノイズ下での音声を確認

Redmi Buds 3の商品紹介の中に、ノイズを抑えた通話というのがあったので、試しにYouTubeで雨の環境音を爆音で流しながらボイスメモを撮ってみました。

画像元:公式サイト
EarPods with Lightning Connector

音がクリアな代わりに全体的に音が小さめなので、その分ノイズも小さく聞こえました。

雨音は普通にずっと聞こえますが、通話に支障があるレベルではないです。

WH-1000XM4

最初こそ雨音が結構強く聞こえるのですが、途中からエグイくらいノイズ除去をしてくれました。

ただし、それと同時にちょっと声も小さくなったような気がします。

Redmi Buds 3

最初の一瞬は少し雨音が強かったですが、喋り始めるとほどほどに雨の音を抑えてくれました。

一番自然にノイズと声のバランスが取れているように感じました。

Bluetooth接続品質

接続品質は十分優秀だと思います。

途切れにくさ

接続する機器のBluetooth規格にもよるでしょうか、家の中では一切問題なしです。

我が家は広めの1Kですが、ベランダ近くのデスクにスマホを置いたまま玄関まで行っても途切れませんでした。接続距離は問題なしです。

また、休日の新宿エリアをダラダラ移動した際も途切れませんでした。渋谷や平日ではまた違うかもしれませんが、混雑時のぷつぷつ問題についても普通に使う分には問題なしです。

遅延

私は音ゲーなどはしないので細かい部分は正直分かりません。

少なくても動画等を見ていて画面とのズレというものは特に感じませんでした。

音ゲーなどを本気でやられる人は今でも有線だとは思うので、それ以外の実用レベルでは十分な速度だと思います。

タッチコントロールの反応

Redmi Buds 3は以下のタッチコントロールに対応しています。

  • 長押し:一時停止/再生
  • 2回タップ:次の曲へ・通話に応答する
  • 3回タップ:前の曲へ・通話を終了/拒否する

一時停止/再生が長押しなのは個人的には好きじゃないですが、タッチの反応は悪くないです。

Redmi Buds 3のイマイチなところ

最後にちょっとイマイチだと感じた部分を列挙していきます。

MIUIが使えない他社製スマホでは使い勝手は普通

画像元:公式サイト

まあ、Xiaomi製なのですから当たり前ですね。

公式サイトに載っているiPhoneのようなポップアップでのペアリングはiPhoneではできません。

普通のBluetoothイヤホンと同じようにペアリングする必要がありますし、詳細なバッテリー残量の確認もできません。

タッチ操作でボリュームコントロールができない

まぁこれは欲しがり過ぎだとは思います。

普段利用していたEarPodsにボリュームコントロールが付属していたこと。AirPods Pro(第2世代)にボリュームコントロールが実装されたからそう感じるだけです(笑)。

あまり動作を増やし過ぎても、同時に誤作動の率もあがりそうですし仕方ないでしょう。

一度価格改定をしているので、定価のコスパはちょっと弱い

為替やサプライチェーンの高騰により、2022年の夏に価格改定が行われていました。
お知らせページ

Redmi Buds 3は約2,500円の値上げです。定価ベースでみるとどうしてもコスパは弱くなってしまいます。

画像元:公式サイト

以上がRedmi Buds 3のレビューでした。

突出した魅力がないためコスパが弱いのは事実だと思いますが、無難にまとまっていると思います。

なんだかんだうまくセールに乗ることができれば、満足できるイヤホンではないかと思います。

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